
このコラムでは新規事業開発にも取り組んでいる私の小さな小さな気づきをアウトプットします。
皆さん、新規事業開発ってご存じでしょうか?
その名の通り、新しい事業を立ち上げて成功へと導くミッションです。
実は最近この新規事業開発だったりDX部門立ち上げがブームだったりします。
時代の流れが速い昨今は、つい最近まで安泰と思われていた大企業が倒産したり、
大規模リストラに見舞われたり、と変化が大きく、自社で成立しているビジネスモデルもいつ倒れるか分かりませんよね・・・。
自社でも新しいビジネスを手掛けて時流に乗る!そういって立ち上がるチームなのです。
この記事では、そんな新規事業担当を少し進んだけれど、迷っている方を対象に書いてみました。
新製品開発担当者は、意外と自分の立場を分かっていない?

最近Covid-19の第5波が騒がれていますが、一方ではリアル対面の機会も増えつつあります。
新規事業開発の交流会で会う方が感じていること・・・それは、
受け身な人が多い・・・。です。
「セミナーに参加しろと言われたから来ました。」 が結構多いです。
(僕は正直に言うなぁって思いましたがw)
疲弊してる人が多い・・・。です。
大企業・中堅企業の新規事業開発担当者が直面するループ
元々、別部門で異なる業務を担当していた。
その時は、役割が明確に決まっていた。
社内で新規事業を立ち上げることになり、急遽優秀なアナタが抜擢された。
内容はこうだ。
「10年後の柱になる新しい事業を立ち上げてくれ!
自由にやってもらっていい!」
最初は鼻息荒く、意気込んでいた君もがむしゃらに進めていく中で負のループに入る。
思った以上に新規事業部門は他部署からの関心が無く、寂しい気持ちになる。
やがて必要とされていない感が際立ち、愚痴ることが多くなってしまう・・・。
君は、最初組織の為に鼻息荒く意気込んでいた。しかし、知らぬ間に変な方向へ。
こうなると人は次第に「辛い状況にいるのは自分」とやらされている感が芽生えてくる。
この様な状況になっている方は少なくないかもしれません。
私も実際にこの状況に陥っていた時期がありましたw
それは、意外と自分で新規事業の立場を理解している人が少ないと感じるからです。
新規事業担当者の立場あるある
新規事業の立場ってどんなものがあるのでしょうか?
これまで新規事業開発の道を歩んできて感じてきたこと、例えば
① 会社で前例のないことを任される
② 自分にとっても前例のないことをやる
③ 同僚は自分の業務で忙しい
①前例のないことをやろうとすると、人は自然と批判しがちです。(爬虫類脳があるとかなんとか)
この新規事業も例外ではないです。前例が無いので活動自体にも批判の的となりやすくなります。
その活動なんの意味があるの?会社のカネを無駄に使うな~!と。
②新規事業は想定よりも枠が大きいです。その為、一から一人で進めようとすると必ず迷います。
これまでは上司に相談すれば、何かとアイデアやヒントを頂いていた業務も新規事業になると何も意見を貰えないことも。
③既存事業で精一杯の同僚は、自分のことで精一杯。自分の仕事を円滑に進めるために必要なコミュニティづくりで良いのだ
書き出してくと色々と自分なりの立場が浮き彫りになってきますね・・・
前にすすむためには・・・

そうすると、自分の問題もあるけれど、そもそも高難易度ミッションで仕組み的に孤立するぞ!などの自分なりの気づきがあると思います。
例えば、孤立してつぶれないようにするためには、社外に同じ境遇の仲間を作ることも一つ有効な方法といえるかもしれません。
逆に、自分は新規事業という職種は向いていないという結論になるかもしれません。そんな場合は、とっとと転職して新しい環境で活躍したほうがいいと思います。
実際に、新規事業関連のセミナーに参加すると多くの方が同じことで悩んでいたりします。
悩みって解決できないけれど、同じ境遇の人と共感しあうだけでぐっと救われることってあります。
まとめ
新製品開発担当者は、
これまでの活動の棚卸しをやってみて、
自分の状況、適正、将来を照らし合わせて考えてみてはいかがでしょうか?
例として、新規事業担当者として記載しましたが、
それ以外でも新しいことを始めているときに棚卸しはやっていいことと思います。
少しでもお役に立てれば幸いです・・・( ;∀;)